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2022年7月25日 ブログ

虫の夏

暑いですねー。
さすが7月という感じです。

みなさんは暑さ対策はされていますか?
熱中症は我々フィジカルワークのスタッフだけでなく、屋内でも十分用心して備えるのがベターですね。

さて、先日収集先への移動中に車の窓越しですがある男の子を見かけました。
歩道を走っていく彼は小学校の低学年ぐらいでしょうか…タンクトップに短パン、そして虫取り網と虫かごを装備していました。
何かとても懐かしい光景に出逢った気がしました。

私だけなのかもしれませんが、最近虫取り網や虫かごを持って遊びに行く子供をあまり見かけない気がしていました。
カブトムシやクワガタムシはもちろん、エサや飼育セットもホームセンターやスーパーで手に入ります。
それに野原や山林には様々な危険があり、時にはこわい病気に感染してしまうことも。
そう考えると、野山に虫を捕まえに行くのは少数派なのかな?と思っていました。
そこに先述の男の子です。
ちょっと応援したい気持ちになりました。

ちなみに私もかつては「昆虫採集装備」で近所の原っぱや雑木林に遊びに行っていました。
ただ、残念ながら不器用な子供でしかも大都市圏の話なので「獲物」もそれほど立派ではありません。
それでも、本人的には大満足でした。
そんな私が小4の頃、九州は鹿児島の祖父のところに夏休みいっぱい厄介になったことがあります。
庭先は見たこともない虫が飛び回り、夜はカブトムシの方から障子を破って部屋に飛び込んでくる。チョウだかガだかわからないのもあちこち飛んでいます。裏手のやぶにはセミが鳴き隣家との境の土手にはアリジゴクがいるし、ムカデやカエルやヘビ、トカゲもあちこちで出くわすわけです。
今となってはそんな環境に放り込まれたら情けない悲鳴を上げそうですが、当時の私には夢の国でした。

私の虫かごはどんどん「コレクション」でいっぱいになっていきます。
標本にする知恵も技術もないので、ゲットした「獲物」をひたすら虫かごに入れていきます。
アブラゼミ、カブトムシ、カミキリムシ、バッタ、カマキリ、コクワガタ、ナナフシ、ゲジゲジ…。
最後のゲジゲジは正確には昆虫ではありませんね。ある夜、みなで夕食後にテレビを見ていたらその背後の壁を登っていくのが見えたので、祖父母と同居していた叔父が捕まえてくれたのです。大人になった今は絶対に触りたくない生き物ですが。
…とまあ、それを全部一つの虫かごに入れていたのだから虫たちは大変な思いをしたでしょう。
でも、当時の私はアニメやマンガの影響で「虫どうし仲良くできる」とか何とか思っていたようです。
ごめん、虫たち

バックモニターに映る昆虫採集装備の男の子、その後姿を見ながらそんなことを考えました。

では、また次の記事もよろしくお願いします。

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