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安衛便り 6月号 2023
皆さんお疲れ様です♪ついに、関東も梅雨入りしましたね💧先月号でお伝えしましたが、梅雨時期は心のメタボ要注意時期なので皆さんご注意下さい!
さて、6月に入りまごころ清掃社としては新年度を迎えました。新入社員の方も増え、新しい一年間を事故なく乗り切る為にも、今回はハインリッヒの法則を深堀していきますよ!
過去にも紹介していますが、改めてハインリッヒの法則を説明します。
「1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後には300件の異常(ヒヤリハット※)が起きている」という調査結果に基づいて提唱されており、別名1:29:300の法則とも呼ばれます。
※危険な事は起こったが、幸いにも被害には至らなかった事象。ミス等でヒヤリとしたり、ハッとしたりするものを指す。
つまり、「大きな事故は小さなミスや異常が積み重なって引き起こされるもの」
この経験則から重大事故を防ぐには、小さなミスやヒヤリハットの情報を把握し、的確な対策を講じる事が重要となります。
さて、上記の説明だけを聞いていると事故や怪我等のイメージを抱きませんか?
若しくは眠くなってきているか………
実際に、この法則は労働災害のデータから導きだされた法則なので、労災に対するイメージで間違っておりませんので、ご安心を!
しかし、近年では労働災害にだけ使われている法則では無いのです。
それでは、ハインリッヒの法則が労働災害の現場以外から注目を浴びている理由を説明していきます。メディアやSNSの発達によって企業の事件や不祥事が一般消費者に伝わりやすくなったことが挙げられます。更に、それらは拡散力も持ち、誰でも気軽に発信できるようになりました。
不祥事の一例
・違法残業によって従業員が自殺してしまった
・従業員が職場で不適切な行為をした動画をアップ
・セキュリティ管理の甘さから個人情報を流出させてしまった
このような事態が起こってしまうと、信用を失い、企業存続まで脅かす事態に発展する可能性もあります。だからこそ、ハインリッヒの法則に沿ったリスクマネジメントによって、
重大な事故をそもそも起らないようにする可能性が高まったのです。
危機管理意識を高めるこの法則は、ビジネスシーンでも大いに役立つみたいです。
ハインリッヒの法則をクレーム構造に当てはめると、
「大きなクレームが1件発生したら、29件の軽微なクレーム、300件の不満がある」となるそうです。
大きなクレームに対応する事は勿論ですが、軽微なクレームから真摯に受け止め対応する事で、後々の重大なクレームを防ぐ事が出来ると同時に、企業のイメージアップにも繋がり、優良顧客の獲得にも繋がります。
また、顧客の不満や要望に耳を傾けることに繋がり、それが不満の解消のみならず先のビジネスチャンスを獲得するきっかけにも繋がります。
ハインリッヒの法則では、重大な事故は突然起こるのではなく、小さな異常や事故が積み重なる事で引き起こされるものとされています。
つまり、普段の仕事から些細な異常を気に掛けることで、従業員の危機管理への意識を高める事が重要になってきます。また、社内全体でハインリッヒの法則の考え方が徹底されれば、組織そのものの強化に繋がり、労働災害の減少や、ビジネスシーンでも顧客獲得に繋がると言えるでしょう。
今回、初めて知った方も居るかと思いますが、是非とも色々なシーンでハインリッヒの法則を活用してみて下さい♪
それでは、また次回!
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