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2023年5月30日 ブログ

みなさんお疲れ様です。

先週はカンヌ映画祭で日本人が2つの賞に輝くという明るいニュースもありながら、日本各地で衝撃的で惨い事件も続きました。

そこで考えたことは、もう少し月日が経ってからつづりたいと思っています。

さて、私の前職は学習塾でした。結構長かったので、その移り変わりを現場で見ていました。

私が学生でアルバイトをしていた頃から就職後しばらく(80年代後半〜90年代)は「集団指導塾」の全盛期でした。講師1人で20〜30人の生徒に授業を提供するタイプです。

まあ、開校すれば100人ぐらいすぐ生徒が集まる時代ですから。

やがて90年代が終わりに近づくと「個別指導塾」が流行り始めます。講師1人で1〜4人の生徒の面倒を見ます。生徒たちの生活も多様化し、同じ曜日の同じ時間に何十人もの生徒を一か所に集めるには相当なセールスポイントがないと厳しい時代です。大手や差別化に成功した集団指導塾もまだまだ生き残っていましたが、個人経営の集団塾は減っていきました。

2000年代に入ると個別指導塾が主流になっていきます。これは機会があれば詳しく話したいのですが、個別指導塾は開校が簡単でリスクヘッジが取りやすいんですね。あちこちのビルのテナントに個別指導塾があったのを覚えていらっしゃる方も多いと思います。

10年代に入ると個別指導塾も苦しくなっていきます。少子化のあおりで生徒のみならず、アルバイト講師の確保も困難になってしまったからです。

ここで新しい流れとして「自立学習塾」が伸びていきます。

講師というか職員は1校に1〜2名だけで、生徒は自分の決めた時間に塾にやってきて自習するわけです。職員の仕事は質問受けや応対、といっても学習内容に関する質問はPCで大丈夫なので進学相談やモチベーションアップが中心です。

そして、今はコロナ禍の影響もあって塾に行く必要すらない「ネット指導」が増えています。

かつては講師の個人芸だった解説も、YouTubeなどでわかりやすい動画を見れば済みますね。

これから、あの業界はどんな展開を迎えるのでしょう?

塾というものが消滅することはないと思いますが、今の「自宅でネット」がずっと続くのか、それともまた過去に回帰して集団指導が出てくるのか?

まあ、そんなことを考えてみました。

では、次回もよろしくお願いします。

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